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Step5:決算書を作成してみる

2024年2月10日

とうとう決算となりました。

いままで入力してきた取引をすべて集計し、かつ、決算では一部特別な処理が必要です。

 

決算整理をする

かなり専門的な分野です。

不安な場合には、ある程度帳簿を作成した時点で、最寄りの確定申告無料相談会場や商工会などの相談窓口に行って、決算に必要な作業(減価償却など)は計算してもらうのも1つの方法です。

また、ご自分で確定申告をしようと思われるのでしたら、簿記講座3級の教材などを本屋で購入し、少し会計の基礎を勉強すると用語などが分かってネットの情報を理解できるようになってくるでしょう。

 

売掛金や前受金などの計上

決算とは暦年(1月1日から12月31日まで)ごとに取引をブツ切りにし、その1年ごとに取引を締めて集計を行いうことを言います。その際に問題となるのが「つなぎ目」の処理です。

ここでは、12月あたりに売り上げたものについて、来年1月に入金になるというような場合が該当します。

このような場合には、「売掛金」という科目を使用して、売り上げた月にきちんと売上高を計上しておく必要があります。これを行わずに確定申告書を提出し、その後に税務調査があって見つかった場合には、売上が洩れているということになり、ベナルティを課される可能性があります。

 

それでは、具体例の説明をしながらエクセルの表に入力する方法をご説明いたします。

かなり難易度は高いです・・・

 

 

棚卸資産(在庫)の計上

商品の売り買いをする方は、年末に在庫を数えて棚卸資産を計上する必要があります。在庫表は「商品名(種類ごと)」「単価」「個数」をきちんと調べて一覧表を作成します。
ここでは、エクセルの表に簡単な在庫表を準備していますので、それを入れながら原価計算をしてみます。

 

量の多い方は、同様の表を作成し一覧表を作成してから合計をエクセルフォーマットに入力しましょう!!

 

 

固定資産台帳の作成

固定資産とは??

建物や機械、車など形があるものを有形固定資産、ソフトウェア・特許権など形のないものを無形固定資産といい、具体的には

 ①金額が10万円以上

 ②1年以上使える(アカデミックでない説明、ざっくりの意味です)

 

そのため、金額が8万円であれば車であろうと「消耗品(経費)」で経費に落とせますし、お正月名物の1匹〇億のマグロは一瞬で食べてしまうでしょうから高くても固定資産にはなりませんね。

この固定資産は、買った時に全額経費にすることができず、一定の期間に分けて「減価償却費」という科目で償却をします。また、一定の期間のことを「耐用年数」といい、それぞれの資産ごとに年数が決められています。そのため、新しく購入した固定資産がある場合には、こちらの表を見て「主な減価償却資産の耐用年数表(国税庁ホームページより)」耐用年数を調べましょう!!

なお、下記の有利な処理方法もありますので、比較的安い資産については下記の方法もご紹介します!

 

 

一括償却資産

一括償却資産とは「取得価格が10万円以上20万円未満の減価償却資産(国外リース資産やリース資産、少額な減価償却資産を除く)は、個別の減価償却をせずに、使用を開始した年から3年間にわたって、その年に一括償却資産に計上した資産の取得価額の合計額の3分の1を必要経費にできる」というものです。

 

 

少額減価償却資産

少額減価償却資産は中小企業者等にのみ認められる減価償却の特例で、「取得価額が10万円以上30万円未満の資産について、一定要件のもとに、全額を購入年の経費に計上できる」とするものです。

※マネーフォワードでは、個人所得税の固定資産台帳に「少額減価償却資産」の対応がないようですので、下記の処理が必要です。

・「償却方法」は「即時償却」を選択
・「摘要」に「措法28の2」と記載

 

 

固定資産台帳は、

エクセルで作成されている方

 ➡ e-taxで作成でき、そのデータを翌年以降にも使えるため是非登録して下さい。

マネーフォワード会計をお使いの方

 ➡ ソフトで台帳を作成し、償却費を計算できます。

   下記へお進みください!

家事費の否認

「家事費」とは、プライベイトに関する経費のことです。

例えば、自宅で仕事をしている場合には仕事で使っている面積や時間などで家賃の一部を経費にする、反対部分を考えると残りの一部は生活のために使用しているので「家事費」として「否認(経費に落とさない)」、光熱費や通信費なども同様の部分があることが多いのです。

このような経費も月々きちんと按分して把握する方が絶対良いのですが、忙しくてなるべく経理は省エネで行いたい場合には年に一度、決算のときに按分計算をしましょう!

 

按分計算は、

エクセルで作成されている方

 ➡ フォーマットの右側「試算表」に「経費割合」に合理的な割合を入力すると自動計算します。

マネーフォワード会計をお使いの方

 ➡ ソフトに割合を設定すると自動計算が行えます。

   下記より「MFクラウドで決算書の数値を計算する」の動画をご覧ください!

 

 

エクセルで作成する

まずは、すべての取引をエクセルの表にきちんと入力しましょう。

 

残高の確認

事業用の預金やクレジットについては、残高が合っているかどうか、通帳やクレジット明細書を確認しましょう!

「経費帳」については、残高が0円でない場合には、「100 事業主」で残高を0にします。

きちんと毎月精算したい人は「未払金」勘定で管理する方が望ましいです。

 

 

具体的な方法は下記の動画を見ながら確認しましょう!

 

 

決算整理を行う

上記の決算整理についての動画を見ながら決算整理仕訳を入力してください。

 

e-taxの決算書を作成する準備をする

残高確認をし、決算整理が完了したら、いよいよ青色決算書の作成を行います。

 

そのまま「確定申告書」の作成まで一気にできるので、上記の動画を見ながら決算書の作成が完成したら

 

 

申告書の作成(Step6)へ

 

 

MFクラウドで作成する

 

まずは、すべてのデータを取込みましょう。

 

 

減価償却の計算

「決算・申告」のタブの中に「固定資産台帳」のタブがありますので、こちらから作成・計算が可能です。

上記の「固定資産台帳の作成」で新しい固定資産を登録すると償却費の計上まで行えます。

実際に下記の動画をみながら作業をしてみましょう!

 

 

 

 

残高の確認

事業用の預金やクレジットについては、残高が合っているかどうか、通帳やクレジット明細書を確認しましょう!

 

残高が合っているかどうかは「残高試算表」を見て確認します。具体的な方法は動画で確認してみてくださいね!!

 

決算整理を行う

 

決算整理用のエクセルをダウンロードしましょう。

  ↓   ↓   ↓

 

「自力確申決算整理_MFクラウドフォーマット」

内容はエクセルと同じです。

上の「決算整理」動画を見ながら右側の集計表を入力した後、左側に完成する仕訳を見てMFクラウドに決算仕訳を入力しましょう!

 

それでは、決算書の作成は下記の動画を見ながら進めて下さい!